この記事のポイント
- 月15万円・金利1.5%なら、35年で約4,899万円、25年で約3,751万円が元金の目安です。
- 月額を先に決めて逆算すると、総返済額は「15万円×返済回数」でほぼ決まります。
- 35年返済の10年後の残高は37,505,908円で、25年返済で借りられる額の目安とほぼ同じです。
- 1.5%で予算いっぱい借りた後に1ポイント上がると、総返済額は1,000万円以上増えます。
月15万円なら、1.5%・35年で約4,899万円、25年で約3,751万円が目安
毎月15万円を返済に回すと、計算例として金利1.5%の元利均等返済で、35年(420回)なら元金の目安は48,990,079円、25年(300回)なら37,505,970円です。同じ月額でも、期間が10年違うと借りられる額の目安は約1,148万円違います。
月15万円は、条件によって借入額の目安が3,500万円台から5,000万円台まで変わる水準です。借入額が大きくなるほど、期間や金利のわずかな違いが利息の合計に大きく響きます。このページでは、目安の金額だけでなく、利息の合計と残高の減り方まで見ていきます。
金利は説明用の仮定で、現在の金利や特定の商品の金利ではありません。計算結果は審査の可否や借入可能額を示すものではありません。
期間と金利の組み合わせ別の元金と利息
| 条件 | 元金の目安 | 利息の合計 | 総返済額 |
|---|---|---|---|
| 25年・1% | 39,801,263円 | 5,198,565円 | 44,999,828円 |
| 25年・1.5% | 37,505,970円 | 7,493,847円 | 44,999,817円 |
| 25年・2% | 35,389,516円 | 9,610,293円 | 44,999,809円 |
| 30年・1% | 46,636,060円 | 7,363,734円 | 53,999,794円 |
| 30年・1.5% | 43,463,116円 | 10,536,663円 | 53,999,779円 |
| 30年・2% | 40,582,277円 | 13,417,478円 | 53,999,755円 |
| 35年・1% | 53,137,654円 | 9,862,104円 | 62,999,758円 |
| 35年・1.5% | 48,990,079円 | 14,009,654円 | 62,999,733円 |
| 35年・2% | 45,281,273円 | 17,718,434円 | 62,999,707円 |
総返済額は、月額×回数でほぼ決まります(最終回の調整で数百円の差が出ます)。25年なら約4,500万円、35年なら約6,300万円です。同じ総額の中で、金利が高いほど利息の割合が大きくなり、元金の目安が小さくなります。
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。
グラフの数値を表で見る
| 金利 | 元金の目安 | 総返済額 | 利息の合計 |
|---|---|---|---|
| 金利1% | 53,137,654円 | 62,999,758円 | 9,862,104円 |
| 金利1.5% | 48,990,079円 | 62,999,733円 | 14,009,654円 |
| 金利2% | 45,281,273円 | 62,999,707円 | 17,718,434円 |
月額が同じなら、総返済額は期間で決まる
月額を先に決めて逆算する場合、払う総額は「15万円×返済回数」でほぼ決まります。期間を35年にすると25年より約1,800万円多く払うことになり、その分、元金の目安が大きくなる一方で利息も増えます。金利1.5%では、25年から35年にすると元金の目安は11,484,109円増え、利息は6,515,807円増えます。
金利が1%から2%になると、35年の元金の目安は53,137,654円から45,281,273円へ、7,856,381円小さくなります。月15万円という大きな予算では、1ポイントの金利差が約786万円の借入額の差になります。
月額と総額を分けて考える方法は月々の返済額と総支払額でも解説しています。
最初の10年で、利息はいくら払う?残高はどこまで減る?
月15万円・金利1.5%の場合、初回の返済のうち利息と元金の内訳は、25年返済では利息46,882円・元金103,118円、35年返済では利息61,237円・元金88,763円です。35年返済では、初回の返済の約4割が利息です。
| 返済期間 | 借入額(目安) | 1年目の利息 | 最初の10年の利息 | 10年後の残高 |
|---|---|---|---|---|
| 25年 | 37,505,970円 | 554,040円 | 4,658,557円 | 24,164,527円 |
| 35年 | 48,990,079円 | 727,492円 | 6,515,829円 | 37,505,908円 |
35年返済で約4,899万円を借りた場合、10年後の残高は37,505,908円です。これは、25年返済で借りられる額の目安37,505,970円とほぼ同じです。35年で借りた人は、10年返し続けても、25年で借りた人が最初に借りた額とほぼ同じ残高を抱えていることになります。
- 25年(37,505,970円)
- 35年(48,990,079円)
元利均等・毎月返済で本サイトの計算式により算出(金利は計算例で、市場金利や予測ではありません)。
グラフの数値を表で見る
| 経過 | 25年(37,505,970円) | 35年(48,990,079円) |
|---|---|---|
| 0年後 | 37,505,970円 | 48,990,079円 |
| 5年後 | 31,085,128円 | 43,463,085円 |
| 10年後 | 24,164,527円 | 37,505,908円 |
| 15年後 | 16,705,267円 | 31,085,062円 |
| 20年後 | 8,665,428円 | 24,164,456円 |
| 25年後 | 0円 | 16,705,194円 |
| 30年後 | 完済 | 8,665,351円 |
| 35年後 | 完済 | 0円 |
月15万円の返済は、年収いくらに相当する?
月15万円の返済は年間180万円です。返済負担率で割り戻すと、25%なら年収720万円、30%なら600万円、35%なら約514万円に相当します。【フラット35】の基準では、年収400万円以上なら総返済負担率35%以下で、自動車ローンやカードローンなどほかの借入れも含めて計算します。
年収約514万円で月15万円を返す場合、すでに基準の上限です。共働きで世帯年収を合わせて考える場合は、片方の収入が減ったときにどうなるかも確認しておきましょう。考え方は年収700万円の住宅ローンで計算しています。
大きな月額で借りる前に確認しておきたいこと
- 金利が上がった場合の月額:借入額が大きいほど、同じ上昇幅でも増える金額が大きい
- 完済時の年齢と、定年時に残る残高
- ボーナスの有無に関係なく、毎月の手取りで15万円を払い続けられるか
- 管理費・修繕積立金・税金など、返済以外の住居費を含めた合計
全国銀行協会のFPの回答では、借入額が大きい、借入期間が長い場合に、変動金利の金利上昇リスクがより大きくなるとしています。金利が上がった場合の増加額は金利上昇シミュレーションで確認できます。
1.5%で予算いっぱい借りた後に金利が上がると、総額はいくら増える?
月15万円の予算いっぱいの48,990,079円を1.5%・35年で借りた後に、仮に金利が上がり、最初からその金利が続くとすると、2%では毎月162,286円(予算を12,286円超過)、2.5%では175,138円(同25,138円超過)になります。
総返済額は、1.5%の62,999,733円に対して2%で68,159,753円、2.5%で73,557,076円です。1ポイントの上昇で、総額は1,000万円以上増える計算です。借入額が大きいほど、同じ上昇幅でも増える金額は大きくなります。予算いっぱいで借りるか、上昇分を吸収できる余白を残すかは、手元資金と収入の見通しをもとに決めましょう。
月15万円の予算で計算する
返済予算から元金を計算するツールに、月々の返済予算150,000円、返済期間、基準の金利と比べたい金利を入れると、元金の目安と利息の合計が表示されます。期間を25年・30年・35年に切り替えて、上の表のような比較を自分の金利で行ってください。
借入額の候補が決まったら、5,000万円の返済額早見表や4,000万円の返済額早見表で、期間や金利を変えた月額も確認できます。いずれも元利均等・毎月返済・金利一定のモデルです。
参照した情報
本記事は一般的な仕組みと計算の読み方を説明します。契約の条件は金融機関の書類で確認してください。